得意なことを英語で伝える!面接・自己紹介で差がつく洗練フレーズ集
英語で自分のスキルや強みを説明しようとするとき、反射的に「I am good at...」と口から出てしまう人は少なくありません。中学校で習う定番フレーズとして親しまれている一方、グローバルなビジネスシーンや外資系企業の採用面接、英文履歴書(レジュメ)において「be good at」ばかりを多用すると、やや幼稚で稚拙な印象を与えてしまうリスクが潜んでいます。
言葉の選び方ひとつで、相手に伝わる専門性や説得力は大きく変わります。シチュエーションに応じた適切な語彙を選ぶことは、自身のキャリアや能力を正当に評価してもらうための必須スキルです。カジュアルな自己紹介から、キャリアの命運を分ける英語面接まで、ネイティブが認める洗練された言い回しと実践的な例文を深掘りして解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「be good at」の一辺倒は卒業し、ビジネスや英語面接では「excel at」や「specialize in」など文脈に沿った語彙への言い換えが不可欠。
- 要点2:面接や履歴書の自己PRでは「strength」を軸に、客観的な実績や行動プロセスをSTARメソッドで語ることで説得力が劇的に向上する。
- 要点3:日常会話やカジュアルな場では「forte」「into」「comfortable with」などを使い分けることで、自然体でこなれた印象を演出できる。
【脱・be good at】なぜ「得意なこと」の英語表現は使い分けが必要なのか?

「得意なこと」を英語で表す際、多くの日本人が「be good at」に依存しがちな背景には、日本の英語教育における定型パターンの刷り込みがあります。しかし、英語圏のコミュニケーション文化では、「どの程度の熟練度なのか」「趣味レベルなのかプロフェッショナルな強みなのか」を語彙の選択によって明確に区別します。
外資系転職エージェントのキャリアコンサルタントや採用担当者の指摘によると、英文レジュメや英語面接の現場で「I am good at sales.」と答える候補者は、抽象的すぎてスキルレベルが伝わりにくく、自己評価の言語化能力が不足しているとみなされるケースが後を絶ちません。一方で、「I excel at B2B sales strategy.」や「My core strength lies in market data analysis.」と的確な言葉を選ぶ候補者は、それだけでプロフェッショナルとしての高い信頼を獲得しています。
日常のフランクな雑談、初対面の自己紹介、そして人生を左右するビジネス商談や面接。それぞれのシチュエーションで求められる「フォーマル度」と「ニュアンスの深度」を正しく把握することが、英語コミュニケーションの第一歩となります。

【一覧比較】場面別に見る「得意なこと」の英語表現とニュアンスの違い

英語で「得意」を表現する主要フレーズを一覧で整理しました。フォーマル度やニュアンスの違いを把握し、場面に応じて使い分けてみてください。
| 英語表現 | ニュアンス・フォーマル度 | 最適な場面 | 代表的な使い方・例文 |
|---|---|---|---|
| be good at | 一般的・カジュアル〜中立(★☆☆) | 日常会話、フランクな自己紹介 | I'm good at organizing events.(イベント企画が得意です) |
| excel at / in | 他より秀でている・ビジネス(★★★) | 英語面接、英文履歴書、業績アピール | I excel at cross-cultural negotiation.(異文化間交渉に秀でています) |
| strength (be one's strength) | 強み・論理的自己PR(★★★) | 就職活動、長所と短所の質問への回答 | One of my greatest strengths is problem-solving.(私の最大の強みは課題解決力です) |
| forte(名詞) | 十八番・特技・こなれた表現(★★☆) | ビジネス雑談、カジュアルな自己紹介 | Public speaking is definitely my forte.(人前でのスピーチはまさに私の得意分野です) |
| specialize in | 専門分野・業務上の強み(★★★) | 英文履歴書の職務要約、専門職面接 | I specialize in cloud infrastructure architecture.(クラウド基盤設計を専門としています) |
【就活・ビジネス編】面接や履歴書でアピール度を高める洗練フレーズと例文
就職・転職活動における英語面接や英文履歴書では、単に「〜ができる」と伝えるだけでは不十分です。「自社にどのような成果をもたらすか」を明確にイメージさせる語彙選びが求められます。
1. excel at を活用した卓越性の提示
動詞「excel」は「他よりも圧倒的に優れている」「際立って秀でている」という意味を含みます。日常的な作業ではなく、業務における中核スキルをアピールする際に最適です。
例文:
「Throughout my career in digital marketing, I have excelled at optimizing conversion rates through rigorous A/B testing.」
(デジタルマーケティングのキャリアを通じて、厳密なA/Bテストによるコンバージョン率の最適化において高い成果を上げてまいりました)
2. strength を主軸に据えた論理的自己PR
面接で「What are your greatest strengths?(あなたの長所は何ですか?)」と問われた際、名詞「strength」を用いて結論ファーストで述べる構成が鉄則です。
英語面接での模範回答例:
「My greatest strength is strategic problem-solving. When our team faced a 20% drop in user retention last year, I analyzed the drop-off funnel, identified three critical UX bottlenecks, and led the redesign that recovered retention by 15% within a quarter.」
(私の最大の強みは戦略的な問題解決力です。昨年チームがユーザー定着率の20%低下に直面した際、離脱ファネルを分析して3つの致命的なUXボトルネックを特定し、1四半期で定着率を15%回復させるリデザインを主導しました)
3. 英文履歴書(Resume)における得意分野の記載
履歴書のサマリー欄やスキル欄では、文章を簡潔に保つため「Areas of Expertise(得意分野・専門領域)」という見出しを活用するのが国際標準です。
- Areas of Expertise: Financial Modeling, Stakeholder Management, Enterprise SaaS Sales
- Core Competencies: Agile Project Management, Team Leadership, Risk Mitigation

【自己紹介・日常会話編】スマートに「得意分野」を伝えるネイティブの言い回し
同僚とのランチタイムやネットワーキングイベントなど、カジュアル〜セミフォーマルな場では、堅苦しいビジネス用語よりも自然で会話が弾む表現が好まれます。
1. forte(フォルテ)を使ったスマートな表現
フランス語由来の「forte」は、「十八番」「特技」「最も得意な分野」を意味する名詞です。否定形で「〜はあまり得意ではない」と謙遜や断りを入れる際にも非常に頻繁に使われます。
例文(肯定):
「Design is not really my background, but coding is my forte.」
(デザインは専門外ですが、コーディングは私の得意分野です)
例文(否定・やんわり断る):
「Cooking isn't really my forte, so I usually prefer eating out.」
(料理はあまり得意ではないので、普段は外食派です)
2. be skilled at / have a knack for で見せるこなれ感
「have a knack for 〜」は「〜のコツを掴んでいる」「生まれつき〜の才能がある」というニュアンスを持つ表現です。
例文:
「She has a knack for making people feel comfortable instantly.」
(彼女は初対面の人を一瞬でリラックスさせるのが本当に得意だ)
3. comfortable with で表現する実務的な慣れ
「完全にプロフェッショナルとまでは言えないが、業務上問題なくこなせる」というレベルを伝える際には「comfortable with」が重宝します。
例文:
「I am completely comfortable with managing remote teams across different time zones.」
(異なるタイムゾーンにまたがるリモートチームのマネジメントにも十分慣れており、問題なく対応できます)
【実態検証】グローバル採用現場の面接官が明かす「NG回答」と評価の分かれ目
国内外のバイリンガル採用担当者へのヒアリングや現場のデータ検証を行うと、日本人の英語面接において最も頻出する失敗パターンが浮き彫りになります。それは「過度な謙遜」と「具体性の欠如」です。
日本のビジネス文化では「微力ながら」「未熟ではございますが」といった自己抑制的な前置きが礼儀とされる傾向があります。しかし、英語圏の面接官にとって、それらの表現は「自信の欠如」や「スキルの低さ」としてそのまま受け取られてしまいます。「I think I am good at...(得意なほうだと思いますが…)」のように曖昧な助動詞(think, maybe)を添えてしまうと、プロフェッショナルとしての説得力は半減します。
面接官がチェックしているのは、表現の華やかさそのものではなく、「選んだ語彙と実績データ(STAR:状況・課題・行動・成果)の整合性」です。どれほど「I excel at sales」と胸を張っても、具体的な成約率や売上向上率といった数値的根拠が伴わなければ高い評価には繋がりません。
一般に知られていない盲点とネット上の誤解|forteの発音やstrengthの単複
ネット上の英語学習記事やSNSの解説には、一部で誤認を生みやすいポイントが存在します。細部の文法や発音の盲点を整理しておきましょう。
盲点1:forte の発音と使われ方
「forte」は音楽用語の「フォルテ(強く)」と同じ綴りですが、「得意分野」を意味する場合はアメリカ英語で「フォーテイ(/fɔːrˈteɪ/)」または「フォート(/fɔːrt/)」と発音されます。カジュアルな会話で非常によく使われる一方、学術論文や超厳格な契約文書などでは「expertise」や「specialty」が選ばれます。
盲点2:strength(単数形)とstrengths(複数形)の使い分け
自己PRにおいて「私の強みは〜です」と単一の要素を挙げる場合は「My greatest strength is...」と単数形で受けます。一方、包括的なスキルセットを複数列挙する場面では「My key strengths include...」と複数形にして動詞も「include」「are」にする必要があります。この主述の一致が崩れているケースが非常に多く見られます。
【プロの結論】自己PRで高評価を得る人と損をする人の判断基準
英語で自分の強みを伝える際、成功する人と失敗する人の境界線は「言葉の主語と視点」にあります。
- 損をする人の特徴:「I am good at 〜」と主観的な能力宣言だけで終わり、聞き手にとってのメリット(採用企業にどう貢献できるか)が欠落している。
- 高評価を得る人の特徴:「My expertise in 〜 allows me to solve [課題] for the organization」のように、自身の強みを相手組織の価値創出へ結びつけて語ることができる。
【得意なこと 英語】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:英語の履歴書(Resume)で「得意なこと」を書く場合、項目名は何が適切ですか?
A1:「Skills」「Core Competencies」「Areas of Expertise」のいずれかを使用するのが標準的です。専門職やマネジメント層であれば「Areas of Expertise」、一般的なスキル列挙であれば「Core Competencies」が最もプロフェッショナルな印象を与えます。
Q2:日常会話で「be good at」を使うのは不自然ですか?
A2:決して不自然ではありません。「I'm good at tennis.」「He is good with numbers.」など、日常の雑談や趣味の話題ではネイティブも日常的に使用します。問題となるのは、高度な専門性をアピールすべきビジネス面接や履歴書でそればかりを連発してしまうケースです。
Q3:「得意分野」を名詞1語で表したいときはどの単語が一番通じますか?
A3:ビジネスや専門領域なら「specialty」や「expertise」、日常会話や個人の特技なら「forte」や「strength」が最も自然に通じます。
まとめ:文脈に合わせた英語表現で自己PRを劇的に洗練させよう
英語で「得意なこと」を伝える行為は、単なる文法知識の披露ではなく、自分自身のスキルや人柄を相手の記憶に焼き付けるための自己演出です。
「be good at」の枠を飛び出し、「excel at」「strength」「forte」「specialize in」といった多彩な表現を用途に応じて使いこなすことで、あなたの英語力とプロフェッショナルな魅力は確実に一段上のレベルへと引き上がります。次の面接や自己紹介の機会に向けて、自分の強みを最も引き立てるフレーズを準備しておきましょう。 (出典: 得意 な こと 英語(Yahoo!ニュース))